
今回は上がった時に
持っていると役になる牌
役牌についてお話をして
いきましょう
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★役牌とは★
■役牌( 翻牌 )
字牌の中に「三元牌」(ハク、ハツ、チュン)と
言う物があった事を覚えていますか?
この三元牌は3つ共に「役牌」(ヤクハイ)又は
「翻牌」(ファンパイ)と呼ばれるものです。
この三元牌は、刻子に揃うと全体の上がり点数を2倍にする
という効力を持っています。
この上がり点を倍にする事を「翻」(ファン)と言います。
■翻
ところで、この「翻」の概念ですが
翻1つで2倍という意味です。
翻2つでは4倍
それでは翻3つで6倍になるかと言うと
そうではなく、翻2つ(4倍)を2倍にした8倍になるのです。
だから、四翻と言うと16倍
五翻は32倍、六翻は64倍と言う事になっていきます。
また牌の読み方が、そうであったように翻の読み方も
一翻は(イーファン)、二翻は(リャンファン)・・・と
いう読み方をします。
■風牌
「東南西北」を表す風牌も役牌となります。
風牌も刻子を揃えると一翻になりますが
風牌はいつでも役牌になると言う訳でなく
条件があります。
それは「自分の座席の風牌」と「場風の風牌」のみ
役牌になるという条件です。
東場で南の人は「東」と「南」が役牌となります。
この時、「南」牌は、東西北の人にとっては役牌になりません。
このような役牌にならない風牌を「オタ風」と言います。
東場で東の人は「東」だけが役牌になります。
この場合、東の人が「東」で刻子を作れば
「場の風」と「自席の風」が重なっていますので
2翻という事になります。
この風が重なっている牌を「連翻牌」(レンフォンパイ)と言います。
■ドラ牌
王牌で公開されいるドラ牌
今までは、刻子を作らなければ役牌となりませんでしたが
ドラ牌は一枚持っているだけで一翻となる強力な牌で
場にいる全員が無条件で、その資格を持っています。
ドラ牌の効力は、その牌が王牌にさらされている間
即ち、一局の間だけと言う事になります。
第8回の「配牌をする」でもお話しましたが
通常ドラ牌は、王牌で公開されているドラ牌を
1つ目を繰り上げた牌になります。
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公開されている牌:ウウトン
ドラ牌:リュウトン |
■裏ドラ
これは麻雀をやる仲間で決める必要があるルールですが
大抵の場合は裏ドラ有りで楽しんでいる人が多数のようです。
裏ドラとは、王牌で公開されているドラ牌の下にある牌
もドラとして扱うという事を指します。
こちらは通常のドラ牌と違い
リーチを掛けた人だけに役牌となります。
もちろん一局の内にリーチを掛けるのは一人とは限りませんので
リーチを掛けた人全員が、その資格を有します。
伏せられている裏ドラを見るタイミングは
リーチを掛けた人が上がった後になり
ゲームの途中で見る事はしません。
また、裏ドラ牌も1つ目を繰り上げた牌になります。
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裏ドラの位置
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以上、紹介した4種類が役牌となります。
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