
今回はツモ以外の
牌取得方法である
チー・ポン・カンについて
お話していきましょう
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★ツモとチー・ポン・カン★
これまで手牌を場からツモしてくる事で、
牌を取得していましたが
ツモ以外にも手牌を取得する方法があります。
それがチー・ポン・カンという行為で
他の人の捨て牌を貰ってくる方法です。
一連の行為を「鳴く」又は「食う」と言います。
■チー
順子を作る時に行える方法です。
自分の手牌に2つ繋がりの牌があり
あと一つで順子出来上がる状態だとします。
その際、自分の左側の人が捨てた牌が
「その後一つで順子が出来あがる牌」に当る場合
チーと宣言して、左側の人が捨てた牌を場から貰ってくる事ができます。
鳴いて出来あがった順子は「場にさらす」と言って
皆に公開しなければいけません。
自分の手牌を立てている右側の端に3枚並べて公開します。
その際は、チーした牌を一番左にして横に向けて置きます。
公開した順子達は、その後 手牌の中に戻したり
交換したりする事ができなくなります。
気をつけたいのはチーできる牌は
自分の左側の人が捨てた牌だけに限り
またチーできる期間は
左側の人が捨てて自分がツモする間だけと言う事です。
チーはツモの変わりに行われますので
ツモした後に「やっぱり、このツモやめてチーにする」といった事や
一周まわった後に「さっきのチーする」といった事はできません。
もちろんチーして牌を貰ってきたので、一枚捨て牌をします。
■ポン
刻子を作る時に行える方法です。
自分の手牌に同じ牌が2つあり
あと一つで刻子出来上がる状態だとします。
その際、誰かの捨てた牌が「その後一つで順子が出来あがる牌」に
当る場合はポンと宣言して、他の人が捨てた牌を
場から貰ってくる事ができます。
こうして鳴いて出来あがった刻子は「明刻」(ミンコウ)と言います。
又、反対に自分の手牌だけで出来あがった刻子は
「暗刻」(アンコウ)と言います。
明刻は皆に公開しなければいけません。
公開する場所は、自分の手牌を立てている右側の端が通常です。
その際は、誰の捨て牌をポンしたのか分かる様にする為に
左側の人からポンした場合は
3枚ある内の左側に、ポンした牌を横に向けて置きます。
正面の人からポンした場合は真中に
右側の人からポンした場合は右側に
同じく、ポンした牌を横に向けて置きます。
公開した明刻は、その後 手牌の中に戻したり
交換したりする事ができなくなります。
気をつけたいのは、ポンは他者のツモを飛ばし
誰の捨て牌に対してもできる事です。
またポンできる期間は、捨て牌した人の
次の人が、ツモする間だけと言う事です。
微妙なタイミングですが、余りにも次の人のツモが早過ぎると
ポンをするタイミングが無くなりますので
自分の時も一呼吸おいてツモするようにしましょう。
余りにも早いツモは「先ヅモ」といって
モラル違反になりますので気をつけたいですね。
尚、ポンもツモの変わりに行われますので
ツモした後に「やっぱり、このツモやめてポンにする」といった事や
一周まわった後に「さっきのポンする」といった事はできません。
もちろんポンして牌を貰ってきたので、一枚捨て牌をします。
 ポン    |
自分の手牌 他家の捨て牌 場にさらす
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       |
左側よりポン 対面よりポン 右側よりポン
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■カン
自分の手牌に暗刻がある時に
誰かの捨てた牌が暗刻と同じ牌であった場合
カンと宣言して、その捨てた牌を場から貰ってくる事ができます。
こうして鳴いて出来あがった槓子は「明槓」(ミンカン)と言います。
又反対に自分の手牌だけで出来あがった槓子は
「暗槓」(アンコウ)と言います。
カンした牌は皆に公開しなければいけません。
公開する場所は、自分の手牌を立てている右側の端が通常です。
その際は、誰の捨て牌をカンしたのか分かる様にする為に
左側の人からカンした場合は
4枚ある内の一番左側に、ポンした牌を横に向けて置きます。
正面の人からカンした場合は左から2番目を
右側の人からカンした場合は一番右側に
同じく、カンした牌を横に向けて置きます。
暗槓に関しては4枚ある内の両脇2枚を伏せて置きます。
公開した槓子は、その後 手牌の中に戻したり
交換したりする事ができなくなります。
また、ポンして公開していた牌と同じ牌をツモした場合は
自動的にカンとなります。
そのようなカンを「後カン」と言います。
後カンは自分のツモのみでしかできません。
カンもポンと同様に他者のツモを飛ばし
誰の捨て牌に対してもできます。
またカンできる期間は、捨て牌した人の次の人が
ツモする間だけです。
尚、暗槓は鳴いた事にはなりません。
  カン     |
自分の手牌 他家の捨て牌 場にさらす
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          |
左側よりカン 対面よりカン 右側よりカン
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    |
暗槓
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■嶺上牌
前回の「面子のかたち」でお話したように
カンした後は、手牌が一枚半端になるので
ツモをしなくてはいけません。
このツモは通常の場牌でなく王牌よりツモをします。
王牌の一番後の牌をツモします。
この際ツモした牌を「嶺上牌」(リャンシャンパイ)と言い
これで上がりとなると「嶺上開花」(リャンシャンカイホウ)
という役がつきます。
■ドラ牌の追加
リャンシャイ牌をツモして、捨て牌をした後に
ドラ牌の追加を行います。
現在公開されている隣の牌をめくり公開します。
これでドラ牌が1枚増えた事になります。
■ツモの順番が変わる
ポン・カンをすると、次にツモする人は
ポン・カンをした右側の人からと言う事になります。
ですから、自分の左隣の人が捨てた牌に対して
自分の右隣の人がポン・カンをすると
自分のツモする番は抜かされる事になる訳です。
■優先順位
同じ捨て牌を複数の人が同時に欲しいと
思う事があります。
その場合に優先順位が決まっています。
ロン > ポン・カン > チー
の順番です。
喧嘩をしないようにしましょう笑
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