今回は上がった時の
   手牌の点数に関する役に
   ついてお話をしていきます
   
   たくさんの役があるので
   2回に分けてお話します
      
  




★ 一翻役 ★

■上がりと役
役牌というものが、上がりの時の点数に
及ぼす関係は前回でお分かり頂けたのではと
思います。

この役牌と同じ様に全体計算の時に
翻の効力を持つのが「役」というものです。

役牌の方は刻子か、槓子か、たった一つの牌で
出来上がっていると言うものでしたが
役の方は、一つ一つの面子−これといって役牌を含んでいない
刻子や順子でも、各面子の種類や配列のあり方で
役になり、どういう配列の上がりは何翻といった具合で
その上がりの形によって段階が付けられています。

どれだけ大きな役が作れるか!
麻雀の醍醐味はココにあると思います。

それでは一翻役より、順に見ていきましょう。


★ 一翻役 ★
■立直(リーチ)
手牌が門前(メンゼン)で聴牌した時点で
「リーチ」と宣言し、積み符といって1000点を場に出します。
この行為をリーチと言い、上がるとリーチという一翻役になります。

リーチには以下の様な条件と権利がありますので注意しましょう。

リーチを宣言した時点の捨て牌は、横向きにして捨てましょう。

他者の捨て牌に対してチー・ポン・カンができません。

一番最初に出現した上がり牌で必ず上がらなければなりません。

手牌を変更する事はできません。

リーチを取り消す事はできません。

他の人の捨て牌をロンする事ができます。

積み符した1000点は、自分が上がれば
自分の取り分になりますが、他者が上がった場合は
その人の取り分となります。
また平局した場合は、次局への持ち越しとなります。

尚、4人全員がリーチをしてしまうと平局となります。


■一発(リーチイッパツ)
リーチを掛けた後の一回目のツモで上がる事
もしくは、リーチを掛けた後の一巡目でチー・ポン・カンの無い内に
ロンで上がる事を言います。
リーチと一発合わせて二翻となります。


■門前清模和(メンゼン・ツモ)
チー・ポン・カン(明槓)無しで、上がり牌をツモった場合。
その時、リーチをしていればリーチで一翻
メンゼンツモで二翻となります。


■平和(ピンフ)
門前の順子を4組と、三元牌・風牌以外で作られた頭1組を
揃え、両面待ちで上がった状態の事を言います。

   ツモ


■断公九(タンヤオ)
公九牌以外(1・9)以外の牌で、門前の順子・暗刻
暗槓、何が入り混じっても良い4組と
頭1組を揃えて上がった状態の事を言います。
待ちの型に指定はありません。

また「ありあり」と呼ばれるルールでは鳴いていても構いません。

メンゼン・ツモと合わせれば、合計3翻となります。
手頃な上がり方として「メンタンピン」と呼ばれ
よく用いられる役です。

  ツモ


■一盃口(イーペイコウ)
門前清で同一色、同一数字の順子が2組できている形
残りの組や待ちの型に指定はありません。

  ツモ


■嶺上開花(リンシャンカイホウ)
カンした時にツモってくる牌で上がった場合を言います。


■槍槓(チャンカン)
他の人が後槓してツモってきた牌が
自分の上がり牌であった場合を言います。


■海底撈月(ハイテイツモ)
海底牌(局の一番最後にツモる牌)で上がった場合を言います。


■河底撈魚(ハイテイロン)
他の人が海底牌をツモり捨て牌をした、その最後の捨て牌を
ロンで上がった場合を言います。


さて、ここまで一翻役についてお話してきました。
一度に全部覚えるのは大変ですので徐々に覚えていきましょう。

役はたくさんの種類がありますので、今回はこの辺で終わって
次回は続きの二翻役からお話します。


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