今回はゲームの進め方に
   ついて大枠の流れを確認
   していきましょう

      
  




★ゲームの進め方★ 〜大枠の流れ〜
 
これから第5回、6回と麻雀の進め方の詳細に入っていく前に
簡単な流れを掴んでおく方が、理解しやすいと思いますので
今回は麻雀というゲームはどうやって進められていくか
と言う事を大まかにお話していきます。

■競技の人数
麻雀は、原則的に四人一組(※)で行います。
※:「サンマ」と呼ばれて親しまれている三人で行う麻雀もあります

■親と子
この四人でゲームは始められるわけですが
常に四人の内一人が「親」(オヤ)、残る三人が「子」(コ)になります。

親は一勝負ごとに次々と順番にまわっていく事になっています。
ただし親が上がってしまう(勝つ事を上がるという)と
親は引き続き、誰か子が上がるまでは何回でも親を次の人に渡しません
(親を「荘家」と言い、連続で親をつとめる事を連荘(レンチャン)といいます)

ところで、親と子の異なる所は上がったり、上がられたりした時や
罰の時にやりとりする点数の違いに関係してきます。

親の決め方などは後の回にお話しますので、
今回は親と子という二通りのものがあって、ゲームが進行する
事だけ覚えておいて下さい。


■牌の分配と取捨

牌を並べて場(トランプでいうヤマ)をつくります。
場は牌を伏せて2段重ねにしたものを
井ゲタのかたちにテーブルに並べます。

次に親から順番に各人が1回に4枚づつ3回と
最後に1枚の計13枚を取得します。

こうして分配された牌は、伏せらせた牌の場からとった13枚ですので
そろっているはずがありません。

この不揃いの持ち札に、親からはじめて井ゲタの場フダから
1枚牌をとり、これを持ち牌(手札)と比べて
役に立つと見たらこれを残し、手札の中の不必要な牌を一枚選んで
場へ捨てます。

この取捨を四人が順番に続けていって、手の牌が
ルールで決められたいくつかの形の中の1つにまとまるまで
とっては捨てていきます

トランプ等では、カードをヤマから取りたくない時に
「パス」といった順番を通過させるものがありますが
麻雀は誰かが上がりになるまでは順番が着たら必ず一枚とって
一枚捨てる事を繰り返さなければいけません。

こう書いてしまうと、牌の補給は順番をまって場から
ひいてくるしかないと聞こえてしまいますが
他に2つの方法があります。
(この方法については後の回にお話します)

こうして手札が段々と整ってきて、
一番最初にルールで決められた形になった人がでた所で
一回のゲームが終わりになります。


■牌の組み立て方
ルールに決められた形に牌を組み立てていく方法は
下の絵のような4通りの方法があります

1)同じ牌を3つ揃える
 
 
   


2)同一種類の数牌を
 その数字のつながり
 で3つ揃える
   


3)1、2の手法を混ぜる
 
 
   


4)同じ牌を2つ揃える
 
 
     

上記絵を見ると12枚で1枚足りない事に気がつきますよね。
その1枚と上がり時の牌1枚を足して2枚で
頭と呼ばれる同一の牌2枚のものが必ず必要となります。

頭となる2枚組
 
 
   


手牌のうちは13枚で進行して
上がる時には14枚でルールで決められた形になります
これが麻雀の原則です。

なお、この他に公九牌ばかりで同一組2枚の他は
全て一枚ずつ違った牌を集める形があります
国士無双(コクシムソウ)という名前がついています。


■役について

組み合わせの形で色々な役(ヤク)ができます
役は難易度によって、それぞれ価値がつけられていて

二倍役(一翻役:イイハンヤク)

四倍役(二翻役:リャンハンヤク)

八倍役(三翻役:サンハンヤク)

十六倍役(四翻役:スウハンヤク)

といった種類があり、それぞれ点数が異なってきます。




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